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前記事でも書いた通り、今回はコーキングの
『打ち替え』と『打ち増し』の違い・どんな場合かをご説明💡!
【コーキング打ち替えの場合】
打ち替えとは、劣化した古い目地をカッターなどで完全に撤去した後
新しいコーキング材を注入する方法です。
目地を綺麗に撤去する手間がかかる分、増し打ちより費用はかかりますが
劣化した部分をしっかり取り除くことができます。
外壁塗装工事などでコーキング補修をするときは、
基本的には「打ち替え」がおすすめです。
古いコーキング材を撤去して中身を新品にするため、耐久性もとても良くなります。
外壁の目地の隙間をしっかり埋めて、防水性や柔軟性を確保できます❕
増し打ちでは、傷んで固くなったコーキングを修復できるわけではありません。
表面だけ塗り重ねても、内側の古いコーキングは
またひび割れたり隙間ができたりする恐れがあります。
また、古いコーキングと新しいコーキングがうまく馴染まず、
剥がれてしまうこともあるんです、、、😭
増し打ちよりも手間・費用はかかりますが、建材のメンテナンスには打ち替えがベストです。
長持ちする良い補修のためには、
基本的には目地コーキングは打ち替えにするのがオススメです。
【コーキング増し打ちの場合】
増し打ちとは、劣化した目地の上にそのままコーキングを塗り重ねる方法です。
古い目地の状態が悪いと上塗りした部分だけ剥がれてしまう恐れがありますが
作業の手間が少ないので費用を抑えることができます💰⤵️
例外で「増し打ち」の方が適しているのが、窓やドアなどのサッシ周りのコーキングです。
なぜかと言うと、サッシ周りを打ち替えようとしてカッターを入れると、
奥にある防水紙を誤って切ってしまい、雨漏りを引き起こす可能性が高いからです。
補修しようとしてかえって雨漏りの原因を作っては元も子もないですよね😱
そのため、サッシ周りは古い目地撤去をしない増し打ちを行います。
そのほかにも『入隅』という部分も※1
・構造上の問題で既存のコーキングが撤去出来ない場合
・無理やり撤去しようとすると逆に建材を傷つけてしまう
ことが多いため、増し打ちが適しています。
※1…入隅(いりずみ)壁同士が突き当たってへこんで見える部分のこと。
このような特定の箇所では増し打ちの方が良い、と覚えておきましょう🤗❕
時には、既存のコーキングが全て撤去出来ない場所は、
「Vカット工法」というやり方を用いることもあります。
【Vカット工法とは】
古いコーキングをVの字で削ってから増し打ちする方法です✂️
完全に撤去はできなくても、こうすることで新しいコーキングの厚みを確保することができます❕